但馬のみどりは僕たちにおまかせあれ!若手社員座談会。
新濱拓実(にいはまたくみ)26歳 山本樹(やまもといつき)24歳 山根秀一朗(やまねしゅういちろう)23歳
株式会社西村風晃園
こんにちは、飛んでるローカル豊岡で市民ライターをしている進藤大資です。豊岡市城崎町出身で大学卒業後は東京へ移住し2017年にUターン。現在は家業である「カーテン工房」(窓周り専門店)と城崎温泉にある一棟貸し実家宿「きのいえ」を営んでいます。
取材に伺ったのは、兵庫県内を中心に近畿圏でみどり関連事業を展開している株式会社西村風晃園です。主な業務は造園工事・法面処理工事・土木工事・森林整備・設計施工管理など多岐にわたり、持続可能な社会のために日々我々の生活環境を影で支えてくれています。今回はそこで働く若手社員3名にインタビューし、座談会形式でお届けします!
- 新濱
- 新濱拓実(にいはま たくみ)と申します。出身地は姫路で入社4年目です。
- 山本
- 山本樹(やまもと いつき)と申します。出身地は豊岡で入社3年目です。
- 山根
- 山根秀一朗(やまね しゅういちろう)と申します。出身地は姫路で入社1年目です。
- 新濱
- きっかけは就職活動中に豊岡の企業説明会に参加したことですね。大学ではみどり・田舎に関わる研究をしていたこともあり、仕事でもそういったことに携われるような企業を探していました。数ある企業の中で、(株)西村風晃園の事業がまさに私にとってピッタリの企業だと思い応募しました。
- 山本
- 私も近しいのですが、大学でみどりに関わる勉強をしていたのでそのような分野の企業を探していたところ、(株)西村風晃園を見つけて応募しました。あと、この中では自分が唯一豊岡出身なのですが、地元で就職先を見つけたいと考えていたのも大きなきっかけです。
- 山根
- (株)西村風晃園に応募する前に、実は姫路市内の違う企業に内定をもらっていたんですよね。仕事は住宅設計に携わる業務で自分的にも興味があったのですが、地域の方からあまり評判が良くない企業だということを内定後に知りました(笑)。親が否定的だったこともあり内定を辞退し、あわてて違う就職先を探す中で(株)西村風晃園を見つけ、地元である姫路に支社があるのと設計施工管理の仕事も携わることができるということで応募しました。
- 山根
- 先程申し上げた通り、今年入社したばかりなので今は研修期間としていろいろ勉強させてもらっています。覚えることは多いですが元々好きだった設計関係のことを学べるので、楽しみながら前向きに仕事ができています。
- 新濱
- 私の業務は造園部門で見積り作成や現場施工管理のサポートなどをしているのですが、入社当初はお客様からの質問に適切な回答が出せず大変でした。どうしてもこの業務は不確定要素が多く、職人の腕・天候・材料価格の高騰などいろんな条件が絡んでくるのですが、経験と場数を踏むことで徐々に答えられるようになり、今はとてもやりがいがあり、役に立てていることが嬉しいです。
- 山本
- 私の担当は総務事務で、主に公共工事に関する書類作成や資材の発注業務を行っています。書類作成が遅れると社内の業務全体が遅れてしまうので、最初はそういったプレッシャーはありました。しかし上司からのサポートなどもあり、今は適切なスピードで業務が行えるようになれたことが嬉しいです。自分が会社の「潤滑油」のような存在になることを意識して仕事には取り組んでいますね。あと、弊社の販売部門で「ANNEXはなかんざし」というお店が山王町にあるのですが、そちらで鉢に花を装飾したり納品業務も行っています。
- 山本
- 「母の日」が繁忙期なのですが、日常の事務業務に加えて花の装飾や納品をしなければいけないのでこの時期が一番大変ですね。忙しなく花の装飾をしていた時に、社長から「花を買う方は、誰かに届けたいという相手がいるから買いに来られる。感謝したい相手がいて、そのサポートを我々はしているのだよ。」という言葉をいただきました。正しくその通りだと思い、自分がそのサポートを担っているのだと思うようになってからは、やりがいを感じるようになりました。実際にお客様から感謝の言葉や喜びの表情を見ることができるので達成感もあります。
- 新濱
- はい。月~金曜日は午前8時(出勤)から18時(終業)。休日は土曜日(隔週)・日曜日・祝日、あとは夏季休暇、年末年始休暇があります。私と山根くんは会社から徒歩2分程度のところにある寮に住んでいるので、出勤はとても楽ですね(笑)。光熱費・家賃込みで格安に住むことができるので経済的にもすごく助かっています。
- 新濱
- 自分は寝てます(笑)
- 山本、山根
- (爆笑)
- 新濱
- 忙しい毎日なので、休日は寝だめしていることがほとんどですね。まとまった休みがある時は、姫路の実家に帰ったりどこか遠出してドライブに出かけたりします。どちらかというと一人でいることが好きのなので、そういった時間を大切にしているのもあります。
- 山本
- 私は映画やテレビを見たり、ゲームをすることが多いですね。あとは買い出しに出かけたり、散髪に行ったりなど平日にはできないことをしている感じです。連休には旅行に行くこともありますね。今年は東京と長野に行きました。
- 山根
- 豊岡に来てからまだ2ヶ月程度しか経過していないので、生活に慣れるためにも自転車で周辺をいろいろ見て回っていますね。連休がある場合は私も姫路の実家に帰ることが多く、甥っ子と遊んだりしています。あと入社当初に母親と出石の皿そばを食べたのですが、とても美味しかったのでもう一度行きたいです!皿そばを何皿食べれるかチャレンジしてみたいですね。
- 新濱
- 姫路では夜間、バイクの爆音が鳴り響くことが多くて大変だったのですが、豊岡ではそういったことがないのでとても穏やかなまちだなという印象を感じています。買い物も私が住んでいた地域と比べても特段不便することはないので、全く問題ないです。カニや但馬牛など食べ物も美味しいですし、生活に困ることは今のところ感じていないですね。
- 山根
- 姫路よりは少し田舎だなという印象ですね。と言っても不便だということはあまり感じていなくて、少し歩けばスーパーや飲食店もありますし、遠出すれば自然を感じられるスポットもたくさんあるので過ごしやすい地域だと思います。あと豊岡は駅や公共施設など自転車の駐輪代が無料なのが嬉しいです。姫路は市街地だと駐輪代が200円かかる場所が多いので。
【取材を終えて】
3名とも落ち着きのある方達で、終始和やかな雰囲気の座談会でした。みどりに携わる仕事をされているので、自然とこころがおおらかになるのかなと思いながらお話を聞いていました。仕事の中には体力的にきつい業務もあるそうで、その一つが山の法面処理工事。山崩れなどを防ぐためにモルタルやコンクリート、アンカーを使って山の斜面を保護する工事です。山の傾斜があるところに重たい荷物を運ぶ作業はとても大変で想像しただけでも身震いしてしまいますが、そのおかげで私たちの生活が安全に支えられているのだと改めて実感しました。みどりとともにこの若者たちがより豊かな成長を遂げることを期待しています。