11袖長建設株式会社https://sodenaga.co.jp回り始めた縁 「eエンナスnnas」は「縁を成す」という言葉からつけた名前。よい出会いが良縁を結んで、クルクル回って育つ場所になってほしいとの思いが込められています。月1回の「おいしいDAY」と並行して、暮らしをちょっとだけ豊かにする「ennas college」という学びの場も作りました。 「料理教室やヨガ、子育てに関するワークショップなどスタッフがそれぞれ関心のある内容をピックアップし、講師を招いて講座を開催しています。イベントに参加した方から『こういう場所があってホントにうれしい!』と感謝のお言葉をいただくことも増えました」働く意味 営業部の濱戸さんは就職活動中にennasの活動を知り入社。地元で就職先を探していた時に、地域に密着した活動をしている袖長建設を知って「いいな」と思ったそう。 「企業として大きくなること以外にも、地域のために活動する価値を大切にしていることに共感しました。様々な職種の人と関われるのは新しい刺激をいただけますし、仕事のモチベーションにつながる重要なことだと思います」 Uターンで地元に帰る選択肢も同世代で増えているといいます。 「女性目線の提案が求められる場面も多くなっていると思いますし、豊岡で若い女性が活躍できる場所がどんどん増えていくといいですね」女性が輝ける場所 「柱となる建築業とは別の軸だけど、意味のある大事な活動だという共通の認識が社内にあるので、継続して続けていきたいと思っています。このイベントで知りあって、建築の相談をしていただくとことも増えました」と話すのは、2度の産休を経て、2022年の3月から復帰した瀬戸浦さん。 「ennasの活動は仕事というより、みんなで楽しんでやっているクラブ活動の延長のような感じ。参加してくれる出店者も増えましたし、これからもこの場所を起点にいろんな縁が広がって、関わる人みんながいい方向にいくお手伝いができればと考えています」Sodenaga Construction Co., Ltd.袖長建設株式会社地域の縁結び理想の場所を自分たちの手で 「但馬地域はおいしいお店や食べ物がたくさんあるけど、一つひとつ距離が離れているので、気軽に行けないのが難点。それらを1か所に集約した場所があればいいのにとずっと思っていました」と話す袖長さん。 「この場所はもともと、知り合いの税理士さんの事務所でリノベーションさせてもらった場所でした。このスペースを使って、マルシェをしたらどうだろう?と社内で相談し、6年ほど前から営業の瀬戸浦と友人の3人で実験的にスタートしました。最初は出店してくれる人を探してお声がけしていましたが、最近ではこのイベントが認知されて、参加したいという問い合わせが来るように。ここで出店した後に、自分のお店を開店するという人も増えましたね」
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